Googleの「August 2026 spam update」は、2026年8月18日に開始し、約2日16時間で完了しました。対象は全世界・全言語です。Googleは特定のスパム手法だけを狙った更新とは説明しておらず、AIで作ったという理由だけでサイトが下がると断定することもできません。
- 開始は2026年8月18日、展開時間は約2日16時間
- 全世界・全言語が対象
- コアアップデートではなく、スパム検出システムの更新
- AI利用そのものを一律に対象とする公式説明はない
- 判断はサイト全体ではなく、検索語・ページ群・デバイス別に行う
Google「2026年8月スパムアップデート」とは
スパムアップデートは、Googleの検索結果を操作しようとする行為を検出するシステムを改善する更新です。Googleは自動化されたスパム対策システムを継続的に運用しており、大きな改善を行った際にスパムアップデートとして告知します。
今回の公式発表は短く、対象地域・言語と展開期間以外の詳細は明らかにされていません。したがって、順位が下がったという個別報告だけで原因を特定することはできません。
AIで作ったサイトは落ちるのか?
「AIを使った」という理由だけで落ちる、とGoogleは発表していません。問題になるのは制作ツールではなく、検索順位の操作を主目的にした運用や、ユーザーへの価値を欠く大量生成です。
特に注意したいのは、検索需要だけを基に似たページを大量公開する、他サイトの要約を言い換えただけで独自情報がない、監修や事実確認をせず誤情報を放置する、期限切れドメインの評価を別目的のコンテンツへ流用するといった運用です。
一方で、AIを下書きや調査補助に使っていても、一次情報を確認し、独自の検証・経験・データを加え、読者の疑問を解決しているなら、それだけでスパムと判断される根拠はありません。
今回チェックしたいGoogleのスパムポリシー
| 確認項目 | サイト内で見るポイント |
|---|---|
| 大量生成された低価値ページ | 似た検索語ごとに、答えがほぼ同じ記事を量産していないか |
| 期限切れドメインの悪用 | 過去の評価を利用する目的で、無関係なテーマへ転用していないか |
| サイト評判の悪用 | 第三者コンテンツを、運営主体の監督なしで評価の高いドメイン配下に置いていないか |
| リンクスパム | 順位操作目的の売買リンクや過剰な相互リンクがないか |
| クローキング・不正リダイレクト | Googlebotとユーザーへ異なる内容を見せていないか |
いまSEO担当者がやるべき5つのこと
1.8月18日を計測画面に記録する
Search Console、GA4、順位計測ツールにアップデート開始日を記録します。更新前後の比較条件をそろえるため、曜日差や季節要因も残してください。
2.サイト全体ではなくページ群で見る
記事、サービスページ、カテゴリ、比較ページなど、テンプレートや制作工程が同じページ群に分けます。一部だけが落ちている場合、原因候補を絞りやすくなります。
3.展開中の一括削除・一括改稿を避ける
展開期間中から完了直後は順位が上下する可能性があります。同時に大量の変更を行うと、アップデートの影響と自社変更の影響を区別できません。明白なポリシー違反を除き、観測と記録を優先します。
4.独自価値がない記事を洗い出す
検索結果の言い換えだけ、公式ページの再要約だけ、どの記事にも当てはまる一般論だけになっていないかを確認します。実測値、検証条件、担当者の判断、失敗例など、そのサイトでしか提示できない情報を足せるかが重要です。
5.リンクとドメイン運用を確認する
短期間に増えた不自然なリンク、順位操作を目的としたリンク施策、期限切れドメインからのリダイレクト、無関係な第三者記事の掲載状況を確認します。ただし、怪しいリンクを見つけただけで慌てて否認するのではなく、取得経緯と影響範囲を調べてから判断してください。
「中古ドメインが動いた」「誤爆はない」は確定情報ではない
展開直後には、中古ドメインやAIコンテンツをめぐる変動報告が出やすくなります。しかし、個別サイトの順位変動は、アップデート以外の変更、競合ページ、検索需要、技術的な問題でも発生します。
現時点でGoogleは、今回の更新が中古ドメインだけを狙うものとも、正当なサイトへの影響が絶対にないとも発表していません。観測情報は仮説として扱い、公式情報と自社データを分けて記録する必要があります。
順位が下がった場合の判断手順
- 公式の完了履歴と完了時刻を確認する
- 影響した国・デバイス・検索語・ページ群を切り分ける
- 手動対策、セキュリティ、クロール、インデックス障害の有無を確認する
- Googleのスパムポリシーと運用実態を照合する
- 違反や低価値化の原因単位で修正し、変更日を記録する
スパム更新で評価を失った場合、問題を修正しても即日で戻るとは限りません。Googleのシステムが変更を認識し、再評価するまで時間がかかる可能性があります。
まとめ:AI量産の時代ほど「誰が何を検証したか」が問われる
2026年8月スパムアップデートは、全世界・全言語を対象に約2日16時間で展開が完了しました。完了後も対象手法の詳細は示されていないため、AIサイトや中古ドメインへの影響を断定する段階ではありません。
ただし、AIで記事を速く作れるようになったからこそ、検索結果の再編集だけで終わるサイトと、一次情報・実績・検証を積み上げるサイトの差は広がります。順位の上下に反応して記事を消す前に、制作目的と独自価値をページ群ごとに確認しましょう。
2026年8月スパムアップデートのよくある質問
2026年8月スパムアップデートはいつ完了しましたか?
Google Search Status Dashboardの履歴では、2026年8月18日に開始し、約2日16時間で完了しました。順位評価は完了直後だけでなく、数週間の推移で確認します。
AIで作った記事はすべて評価を下げられますか?
いいえ。GoogleはAI利用そのものを違反とは説明していません。検索順位の操作を主目的にした大量生成や、独自価値・確認責任を欠く運用が問題になります。
順位が下がったら、すぐに記事を削除すべきですか?
明白なポリシー違反がない限り、一斉削除は避けます。影響した検索語、ページ群、国、デバイスを切り分け、原因単位で修正します。
スパムアップデート後に確認する指標は何ですか?
Search Consoleのクリック数・表示回数・掲載順位をページ群とクエリ別に確認し、GA4の自然検索流入や問い合わせも同じ期間で比較します。

監修者プロフィール
魚見幸司
生まれ(32歳)
魚見幸司
SEO、Web広告、SNS・LINE運用、LP制作・改善、アクセス解析、コンテンツマーケティング、生成AI導入を横断するデジタルマーケティングの専門家。広告代理店で最年少マーケティング事業部長を務め、グローバルマーケティング会社のCMOを経験しています。
成果指標から施策を逆算し、小規模検証から標準化へ進める方法と、人の確認を残した半自動化を重視。SEO・広告・SNS・LP・問い合わせを分断せず、事業成果までつなげる実務検証を行っています。
この記事の監修:AI活用マーケティング総合研究所を運営。SEO、AIO・LLMO、広告運用、アクセス解析、WordPress改善を横断し、自社検証メディアの実データを公開しています。 監修コメント: アップデートの評価は一日の順位では決まりません。公式情報、ページ群別の変化、自社で同時期に行った変更を分けて記録することが、誤った一括修正を防ぎます。
監修方針:実務で再現できる条件、数値、リスク、確認手順を重視して内容を確認しています。 監修者・専門家情報を見る
参考資料
最終更新:2026年8月26日。Googleの完了履歴と当メディアの観測データを追記しました。

